ひつじ年なので羊のおもひで
私が初めて本物の羊を見たのは、保育園児の頃です。
昭和30年代の後半、たーたん5歳の頃です。
その頃、仲の良かったのはまりちゃんでした。
彼女の家の手前に橋があって、5歳の私にはその橋の向こうは
とても遠い所のように感じられ、行ってはいけないところだと
勝手に思い込んでいました。
いつも、まりちゃんが「うちで遊ぼう」といっても
「橋の向こうだから嫌だ」と、お断りしていました。
ある時、彼女が「うち、梨がイッパイあるよ」と誘って来ました
そうでした。彼女の家は梨農家。
梨が食べたい一心で、初めて彼女の誘いに乗りました。
ドキドキしながら橋を渡り、彼女の家に着きました。
玄関を開けると薄暗い土間になっていて、
玄関脇の部屋でお姉さんが編み物をしていました。
年の離れたお姉さんで、私はお姉さんと言うよりオバサンと
思ってしまいました。
土間を奥へと進んで、台所のわきを通ると、裏庭へ出られる
ドアが見えました。
「こっちに梨があるよ」と先に行ったまりちゃんが手招き
しました。おお
ーー梨畑は裏にあるんだぁ
わーあい!!
と進もうとしましたら、
何か、どでかい生き物が頭の上の方から
うも゛~~~~!!と鳴きました
なにこれーーー牛か
ラクダかぁーと思いました。
汚れた灰色の巨大生物。
私を見下ろして、怖い目で睨んでいる(ように見えた)
まりちゃんは「ひつじだよ。おとなしいから」
何て言うけど、これ、ほんとに羊
羊
?
メリーさんの羊は、真っ白でかわいくってめぇめぇってなくんだよ。それになんで家の中に(土間だけど)羊がいるんだぁ
ダダダっと走って羊の脇を通り抜け、裏庭へ飛び出ました。
そこは、広い梨畑でした。
しばらく梨を採って食べたり、木に登って遊んだりしましたが
又あの羊の所を通らないと帰れないと思うと、
ちょっと憂鬱でした。
何年か経って、
小学校4年生の頃だったと思い ますが、
又まりちゃんが「うちに遊びにこない?」と言って来たので、
「羊がいるから、やだ」と断りました。
すると、
「もう、羊いないよ」と言うので、
それじゃぁーお邪魔しようかな(梨、梨、食べられる
)
と、何年かぶりかでお邪魔しました。
久々のまりちゃんの家は玄関回りがリフォームしてあって、
土間がなくなっていました。
でも、相変わらず玄関脇の部屋でお姉さんが編み物をしていました。
のちに彼女は編み物教室の先生になりました。
そして、確かに羊は、いなくなっていました。
ほぉ~ひと安心。。。。。
が!!!
しかぁーし!!
梨畑もなくなっていた!!(* ̄∇ ̄*)・・・(;´Д`)
ジャンジャン


今思えば、
あの羊(綿羊?)は何のために飼われていたのでしょうか。
ペット?のわけないしね。
群れる動物なのに1頭だけで寂しかっただろうな。
もしかして、
お姉さんは、あの羊の毛を刈って、糸にして
セーターとか、マフラーなんかを編んでいたのかも。
おお
ーーそれは、まさにホームスパン!
お姉さんに弟子入りしとけばよかったな。
それから、
私は羊というのはとても大きい動物とずっと思っていたけど
5歳の時より、だいぶ身長も伸びたので(今は縮みつつある)
今は巨大生物とは思っていません。
あの梨畑も、広大な畑に思えたけど、ほんとは1反くらいの
広さだったのかもしれません。
昭和30年代の後半、たーたん5歳の頃です。
その頃、仲の良かったのはまりちゃんでした。
彼女の家の手前に橋があって、5歳の私にはその橋の向こうは
とても遠い所のように感じられ、行ってはいけないところだと
勝手に思い込んでいました。
いつも、まりちゃんが「うちで遊ぼう」といっても
「橋の向こうだから嫌だ」と、お断りしていました。
ある時、彼女が「うち、梨がイッパイあるよ」と誘って来ました
そうでした。彼女の家は梨農家。
梨が食べたい一心で、初めて彼女の誘いに乗りました。
ドキドキしながら橋を渡り、彼女の家に着きました。
玄関を開けると薄暗い土間になっていて、
玄関脇の部屋でお姉さんが編み物をしていました。
年の離れたお姉さんで、私はお姉さんと言うよりオバサンと
思ってしまいました。
土間を奥へと進んで、台所のわきを通ると、裏庭へ出られる
ドアが見えました。
「こっちに梨があるよ」と先に行ったまりちゃんが手招き
しました。おお


と進もうとしましたら、
何か、どでかい生き物が頭の上の方から
うも゛~~~~!!と鳴きました

なにこれーーー牛か

汚れた灰色の巨大生物。
私を見下ろして、怖い目で睨んでいる(ように見えた)
まりちゃんは「ひつじだよ。おとなしいから」
何て言うけど、これ、ほんとに羊


メリーさんの羊は、真っ白でかわいくってめぇめぇってなくんだよ。それになんで家の中に(土間だけど)羊がいるんだぁ

ダダダっと走って羊の脇を通り抜け、裏庭へ飛び出ました。
そこは、広い梨畑でした。
しばらく梨を採って食べたり、木に登って遊んだりしましたが
又あの羊の所を通らないと帰れないと思うと、
ちょっと憂鬱でした。
何年か経って、
小学校4年生の頃だったと思い ますが、
又まりちゃんが「うちに遊びにこない?」と言って来たので、
「羊がいるから、やだ」と断りました。
すると、
「もう、羊いないよ」と言うので、
それじゃぁーお邪魔しようかな(梨、梨、食べられる

と、何年かぶりかでお邪魔しました。
久々のまりちゃんの家は玄関回りがリフォームしてあって、
土間がなくなっていました。
でも、相変わらず玄関脇の部屋でお姉さんが編み物をしていました。
のちに彼女は編み物教室の先生になりました。
そして、確かに羊は、いなくなっていました。
ほぉ~ひと安心。。。。。
が!!!
しかぁーし!!
梨畑もなくなっていた!!(* ̄∇ ̄*)・・・(;´Д`)
ジャンジャン



今思えば、
あの羊(綿羊?)は何のために飼われていたのでしょうか。
ペット?のわけないしね。
群れる動物なのに1頭だけで寂しかっただろうな。
もしかして、
お姉さんは、あの羊の毛を刈って、糸にして
セーターとか、マフラーなんかを編んでいたのかも。
おお

お姉さんに弟子入りしとけばよかったな。
それから、
私は羊というのはとても大きい動物とずっと思っていたけど
5歳の時より、だいぶ身長も伸びたので(今は縮みつつある)
今は巨大生物とは思っていません。
あの梨畑も、広大な畑に思えたけど、ほんとは1反くらいの
広さだったのかもしれません。
by tsuwabuki9674 | 2015-01-07 18:09